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2005/10/05 13:27更新
海外の大学への進学。 憧れはあっても何から始めれば良いか分からないことだらけ、 という人も多いのではないでしょうか? 確かに、各国ごとに日本との教育システムの違いがあり 一筋縄ではいかないのが現実です。

しかし、正しい知識としっかりとしたプランを立てれば 決して難しいものではありません。 ここでは西オーストラリアの教育システムと パースの大学への基本的な進学方法を紹介します。 ここからパースへの本格的な留学を考えてみてはいかがですか?

コンテンツ
西オーストラリアの教育システムと日本の教育システム
日本で中学卒業または、高校1年、2年を修了している人が大学へ進学する場合
日本で高校卒業または大学1年未修了(または在学中)の人が大学へ進学する場合
日本で大学1年を修了またはそれ以上の学歴を取得している人が大学へ進学する場合



まずは、西オーストラリアの教育システムと日本の教育システムの違いを紹介します。

下の図1をご覧下さい。左に日本の教育システム、右に西オーストラリアの教育システムが 下から時系列に並んでいます。


図1.日本の教育システム(左)と西オーストラリアの教育システム(右)


日本では「小学校」→「中学校」→「高校」と進むところを、西オーストラリアでは「Primary」→「Secondary」 というように2段階で進むことになります。また、それぞれの学年をYear1〜12と呼び、Year10までが 日本でいうところの義務教育になります。

Year10の義務教育が終わるとさらに3つの進学方法があり、1つは「TEE/TER(進学コース)」、もう1つは「non TEE(一般コース)」 そして「TAFE・専門学校への進学」となります。

1つ目の「TEE/TER(進学コース)」は、いわゆる大学へ進学するためのプログラムです。 通常オーストラリア人が大学へ進学するためにはこのコースを選択することになります。
TEEとはTertiary Entrance Examinationという統一試験の略です。TEE修了後のスコアによって入学できる大学、コースが決まって くるので、進学する人にとってはとても重要な意味合いを持っています。 また、Year11, 12をTEE Yearと呼び、Secondaryの中でも進学または就職への特別な2年間として認識されています。
2つ目の「non TEE(一般コース)」は大学への進学をせず2年間高校で勉強をし、 その後専門学校もしくは就職といった道を選択するコースです。

最後に「TAFE・専門学校への進学」ですが、 オーストラリアの義務教育はYear10となっており、 Year10を修了後高校に残らずそのまま専門学校へ進学することも可能になっています。

また、「non TEE(一般コース)」もしくは「TAFE・専門学校への進学」を選択した学生が大学へ進学できないわけではなく、 TAFEの「Diploma」や専門学校の「University Diploma」(下で説明)を修了後大学へ編入といった道も残されています。



さて、ここから実際に大学進学までの道を説明していきます。 大学までの道のりは最終学歴によって異なり、まずは日本で中学卒業または、高校1年、2年を修了している人について説明します。

この場合、まずはYear11を修了することが目標になります。しかし、日本から来てすぐに現地の高校生と一緒に勉強できるわけではなく、一般には殆どの人が 進学準備として英語学校の「EAPコース」を受講することになります。

EAPとは"English for Academic Purposes"の略で高校や大学に進学するための英語を勉強するコースです。 具体的には以下のような英語力をつけることを目標としています。
  • 高校進学に必要な英語力をつけること
  • レポート等の書き方を学ぶこと
  • 自己学習能力を養うこと
  • オーストラリア文化を理解すること
パースではSt'MarksやAlexanderといった学校がEAPコースを持っており、 学校によって編入できる高校が決まっています。
EAPで必要な英語力を取得すると現地の高校へ編入することが出来ます。 編入する学年ですが、通常、中学校を卒業されている方はYear10、 高校1年を修了されている人はYear11、 高校2年を修了されている人はYear12となっていますが、 過去の成績によってはその下の学年への編入しか認められないことがあるので注意が必要です。

そしてYear11を修了後は3つの選択肢があります。

1つ目はそのまま同じ学校のTEEコースに進む選択肢です。 つまりオーストラリアの高校生と同じように進学していくことになります。 もちろん進学を希望する大学またはコースに必要なTEEスコアを取得しなければなりません。

しかし、英語力の問題からTEEコースに進むことが難しい場合もあります。 そこで2つ目の選択肢としてFundationコースに進むという選択があります。 Fundationコースとは海外からの留学生用にアレンジされた大学進学用のプログラムです。 このFundationコースは1年間のコースで、TEEと同じ期間で大学に進学することが出来ます。 TEEと同じように修了後のスコアによって入学できる大学、コースが決まってきます。
西オーストラリアの4つの大学(Edith Cowan、UWA、Murdoch、Curtin)が認めている FundationコースをWAUFP(The Western Australian Universities Fundation Program)と言います。

基本的にFundationコースを経由してこれら4つの大学に進学するには、このWAUFPを修了しなければなりません。

また、Fundationプログラムは他にもいくつかあり、 他州(NSWやVIC等)の大学への進学には別のFundationプログラムを修了する必要がある場合があります。 (※最近では他州の大学でもWAUFPのスコアを認めてくれる学校もあります。)

最後に3つ目の選択肢として、TAFEのDiplomaや専門学校のUniersity Diplomaを修了後、大学へ編入という方法があります。 しかし、基本的には高校から大学へ進学する場合、上の2つの選択肢のいづれかを選択するのが普通です。 DiplomaやUniversity Diplomaからの編入については、 下の「日本で高校卒業または大学1年未修了(または在学中)の人が大学へ進学する場合」で説明しています。


図2.中学卒業または高校1年、2年を修了 → 大学






つぎに日本で高校を卒業、または大学の1年生を未修了の人が西オーストラリアの大学を目指す場合です。 基本的には、EAPコース→University DiplomaまたはWAUFP→大学といったような流れになります。

まずEAPコースですが、これは高校進学用のEAPコースとは違い大学へ進学するためのコースです。 アカデミックな英語力をつけるためのコースで、コース期間はスタート時の英語力によって違います。

EAPの次は2つの選択肢があります。

1つ目は「University Diploma」への進学です。通常この方法が期間や料金的にも一番メリットのある選択肢となります。 University Diplomaとは大学付属の専門学校(もしくは大学と提携している専門学校)が持っているDiplomaコースです。 大学の1年目に相当するコースで、修了後大学の2年目(もしくは1年目の後期)に編入することが出来ます。 Diplomaにも色々なコースがあり、どのDiplomaに進むかは進学したい大学のコースによって異なります。 たとえば大学でIT系のコースに進みたい場合は、IT系のDiplomaコースに進むことになります。 入学に必要な英語力もIELTS5.5と大学への直接入学よりも緩く、英語を母国語としていない人にとっては入学もしやすくなっています。

しかし、大学で希望しているコースへの編入可能なDiplomaコースが無い場合や、 まだどの大学に進学するかを絞りきれていない場合は、2つ目の選択肢としてFundationコース(WAUFP)への進学を取ることになります。 Fundationコースを選択するメリットは、Fundationコース修了時に大学またはコースを自由に選択できる点です。 しかしUniversity Diplomaに進学するよりも余計に1年かかってしまうため、実際にはUniversity Diplomaを選択する人が多いようです。

また、下の図3を見るとEAPでIELTS6.0の英語力をつけて大学へ直接入学する選択も出来そうですが、 実際のところ高校卒業(または大学1年修了未満)時点での入学を認めている大学は殆ど無く、 上記2つの選択肢のどちらかが大学へのパスウェイとなっています。


図3.高校卒業、または大学1年未修了(または在学中)→大学






さて、最後に大学1年を修了またはそれ以上の学歴を取得している人が大学へ進学する場合です。 この場合、基本的には英語力さえあれば大学へ進学することが可能です。 また、日本での成績によっては大学2年や1年の後期に入学することも可能です。

しかし、英語力がIELTS6.0に満たない場合や、日本で取得したコース(学部)と違うコースに入学したい場合は別の進学方法になります。

まず、英語力がIELTS5.0に満たない場合は、英語学校に通い最低でもIELTS5.5を取得しなければいけません。 IELTS5.5が大学進学への最低限必要な条件となります。

IELTS5.5以上が取得できれば選択できる進学方法は3つです。

1つ目は英語学校でIELTS6.0の英語力をつけ、大学へ直接入学する方法。 いわゆる正攻法ですね。

2つ目は大学付属のブリッジングコースへ進学する方法です。 ブリッジングコースとは大学付属の英語学校が持っているコースで、IELTSが6.0に満たない場合でも、 ここで必要な英語力をつければ大学へ進学することが可能となります。入学にはIELTS5.0程度が必要です。

3つ目は「日本で高校卒業または大学1年未修了(または在学中)の人が大学へ進学する場合」でも説明しました、 University Diplomaへ進学する方法です。 ここで当てはまる、日本で大学1年を修了またはそれ以上の学歴を取得している人が大学へ進学する場合、 University Diplomaへ進学すると以下の点でメリットがあります。 Universiry Diplomaに関しては以下の記事も参考にしてみてください。

大学進学への近道!PIBT → Edith Cowan University編
大学進学への近道!Martin College → Murdoch University編
ちなみに、「日本で高校卒業または大学1年未修了(または在学中)の人が大学へ進学する場合」でも述べたように、 行きたいコースに合ったDiplomaコースが無ければ、ブリッジングなど他の選択肢を選ばなければいけません。

図4.大学1年を修了またはそれ以上の学歴を取得→大学





いかがでしたか?少々ややこしい部分はあったかもしれませんが、 一度道をつけてしまえばそんなに難しいことではないはずです。 ここで紹介した情報はあくまでも一般的な進学方法です。 ルールや取り決めは、学校によっても多少の誤差があることも多く、 また、たびたび変更されることがあります。 最新の情報は是非マックスリンクにお問合せください。 さあ、あなたも今からプランニングしてみませんか!

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