2005/12/30 14:47更新
TAFE ( Cert III in Teachers Assistant ) - 萩野 直樹さん

オーストラリアの学校ではTeacher Assistant(以下TA)と呼ばれるスタッフがクラスに入るのが一般的になってきています。仕事は障害を持つ生徒の補助、生徒への学習の手助けから雑用も含めた教員の補助です。CertVはTAになるためのコースで、主にTAの義務や役割、子どもの発達、障害児教育、色々なアクティビティ(Reading, Writing, Math等)を学びます。CertWでは障害児教育を詳しく勉強するそうです。
授業は月〜木までレクチャーとチュートリアルと呼ばれるクラス単位(約20人)での授業があり、隔週で金曜にワークショップがあります。レクチャーでは基本的に先生がパワーポイントやビデオを使ってそれぞれの分野について説明し、チュートリアルでグループワーク、討論やプレゼンテーションなどを通し、詳しく実践的に勉強していきます。
このコースでの一番のメインは、約4週間の小学校でのワークエクスペリエンスです。私は近くの小学校の5年生のクラスに入りました。コース全体を通してレポートの提出が頻繁にあります。実習中にもいくつかこなさなければいけないタスクがありますが内容はそれほど難しくはありません。先生はとにかくよくしゃべり、とてもユーモアがあり留学生にも分け隔てなく接してくれます。Mt.Lawleyキャンパスは、シティに近く交通の便も良いですが、コンピューターが十数台しかないので私はよくセントラルに行きました。本コースの他にも、コミュニティサービスやチャイルドケアのコースがあるので留学生をよく目にします。TAFEは、週に1回留学生のための英語のサポートクラスがあります。主にレポートの書き方や質問に答えてくれます。
TAの受講者はおおよそ60人、ほとんどが女性で、約20人ずつの3クラスに分けられます。留学生は皆同じクラスで、日本人3人、ケニア1人、ヴェネズエラ1人、パキスタン1人あとはオーストラリア人です。年齢層は高校卒業後の若い生徒から35歳くらいまでバラバラです。グループワークを通して雰囲気は良くなってきます。皆とてもフレンドリーでレポートなども協力しながらやります。
コースに入った理由は、語学学校を終了した時、もともと日本で教師をしていたこともあり教育に関係のあることを勉強しようと思いました。手頃な半年のコースで、教育現場での実習もあるので良い経験になると思ったからです。良かったと思うことは、半年間ですが英語で授業を受けることができたことと、約4週間の小学校での実習です。日本での経験から、コース内容には戸惑いはなかったのですが、いざグループワークや討論になると、英語で自分の意見が言えずじれったくなることもよくありました。実習中ももっと英語ができればと毎日のように思います。逆にそれは良い刺激になったと思います。
今後は、日本に帰り教師に戻ります。このコースの経験を生かしたいと思っています。日本でもこれから一般的になるかどうかは分かりませんが、'教員補助'と呼ばれるTAに似たスタッフ(特に資格はいらない)を雇う学校が増えています。直接この資格が仕事につながるとは思いませんが、教育に興味がある人はひとつのオプションとして考えても良いかもしれません。
最近は円安傾向もあり、オーストラリアでの留学費も決して安くはないはず。これから留学される方はパースの学校選びに詳しいマックスリンクのスタッフの方々としっかり相談してから計画を立てられると良いかと思います。